本ページでは、有給休暇の自動付与を行う際の設定方法をご案内します。
自動付与は、在籍区分が在籍・休職の従業員が対象です。
従業員への紐付けについては、こちらをご確認ください。
こちらのマスタを設定する以前から取得している年休は設定をしても遡って付与は致しません。
既に取得している有休をシステム上に登録する場合は、休暇の残数を編集する必要があります。
従業員の休暇残数を付与する
従業員の休暇残数をCSV一括付与する
付与した休暇の残日数を確認する方法はこちらです。
操作可能な権限
マスタアカウント(契約初期に発行されたアカウント)、システム管理者権限、勤怠管理者権限の
いずれかの権限が付与された従業員のみ操作が可能です。
設定方法
1.[休日休暇設定]>[年次有給休暇設定]をクリックします。
2.新しくマスタを登録する場合は[新規作成]をクリックします。
3.マスタ名・マスタID・表示順を入力します。
4.付与基準を、“入社日基準/有休起算日基準/付与日基準”から選択します。
項目 | 詳細 |
---|---|
入社日基準 | 該当従業員の入社年月日から●日後に付与される、という設定ができます。 (例)入社日:4月15日、付与日:入社後3ヶ月0日後と設定した場合 →実際の付与日:7月15日 |
有休起算日基準 |
入社年月日以外を基準として有休を一斉付与する、という設定ができます。 |
付与日基準 | 入社した期間によって有休を一斉付与する、という設定ができます。 (例)入社日が4月1日~9月30日の従業員が10月1日に付与される場合 |
※ 付与日後に従業員登録を行った場合は、次の付与日を迎えたときに休暇が付与されます。
5.付与する休暇日数を設定します。
※従業員の基本情報で設定する、週の所定労働日数が5日以上、または週の所定労働時間が30時間以上の場合は上段、週の所定労働日数が4日以下、かつ所定労働時間が30時間未満の場合は下段の付与基準で付与されます。
所定労働時間を基に付与
過去1年間の所定労働日数と出勤日数で出勤率を求め、
設定した出勤率を満たしている場合、週の所定労働日数・所定労働時間と勤続期間に応じて
付与日数を決める。
出勤日数と勤続期間を基に付与
出勤率に関係なく、出勤日数と勤続期間に応じて付与日数を決める。
年数の表示について
1年目とは、対象従業員の在籍1年目にあたります。
例)2021年10月1日に入社の従業員様の場合 、2022年9月30日までの1年間を指します。
6.出勤率によって、年次有給休暇・特例付与を付与するかどうか、設定することが出来ます。
出勤率=出勤日 ÷ 全労働日
※出勤率算定期間=自動付与日を基準とした1年間
※出勤日数と全労働日のカウント方法についてはこちらをご確認ください。
入力範囲は0.0~9.9です。
出勤率問わず付与する場合は『0』と設定してください。
・出勤率を設定した場合、入力した率を満たさないと付与されません。
休職中の欠勤も自動付与の判定に含まれるため、
休職中の従業員には特別休暇を登録してください。
・所属グループ/打刻グループが異動された場合は、
グループの異動問わず設定されている出勤率を満たしていれば
年次有給休暇の自動付与は行われます。
7.くりこし回数を設定します。
くりこし1回:有休の有効期限を2年間としたいとき
くりこし2回:有休の有効期間を3年間としたいとき
8.消化順を設定します。
古い順:申請期限が古いものから消化されます
新しい順:申請期限が新しいものから消化されます
消化順:新しい順 の場合、
現時点で付与されていない、未来に付与される予定の残日数から消化することはできません。
申請時点にて所持している残日数のうち、新しいものから消化されます。
新しく付与される予定の休暇から消費させたい場合は、付与後に申請/登録を行ってください。
9.半休申請を可能にするかどうか設定します。
10.年次有給休暇を時間単位で取得できるかどうかを設定します。
時間休を取得可能とする場合は“設定する”にチェックを付けてください。
設定する
時間休の取得が可能となります。
時間休の申請や管理者画面での時間休の登録が可能となります。
※日数を1日以上に設定すると、有休自動付与時に設定した日数分の時間休が付与されます。
設定しない
時間休を取得することができません。
また、時間休の申請や管理者画面での時間休の登録もできませんので、ご注意ください。
<1日あたりの付与時間数の確認方法>
勤務形態:フレックス以外の場合
週の所定労働時間 ÷ 週の所定労働日数
勤務形態:フレックスの場合
標準労働時間
<時間休の消費日数ロジック>
1日あたりの時間休は、以下の設定で算出されます。
週の所定労働時間 / 週の所定労働日数
例)
週の所定労働時間:40時間
週の所定労働日数:5日 の場合、1日あたり8時間となります。
1日あたり8時間の設定の場合、消費日数は以下の通りとなります。
取得時間 | 1時間 | 2時間 | 3時間 | 4時間 | 5時間 | 6時間 | 7時間 | 8時間 |
消費日数 | 0.125日 | 0.25日 | 0.375日 | 0.5日 | 0.625日 | 0.75日 | 0.875日 | 1日 |
確認箇所
従業員設定>従業員一覧>従業員名>週の所定労働時間、週の所定労働日数
“設定する”場合には有給自動付与のタイミングで残時間はリセットされ、登録した年次あたり最多日数分の時間休が付与されます。
~例~
1日8時間計算の従業員が最多5日の設定で有給自動付与タイミングを迎えた場合
→元々の残時間数の有無に関わらず8時間×5日の40時間が付与される。
※「年次あたり最多○日」の設定を0日で設定している場合は、有給自動付与のタイミングで時間休残数はリセットされ、追加で付与はされませんので残時間数は0となります。
11.特例付与の設定を行います。
例)年次有給休暇の付与は入社日から半年後であるが、特例として数日は入社すぐに付与する場合
年次有給休暇が付与されたときに、特例付与の日数分を“差し引く”または“差し引かない”から選択できます。
特例で入社日当日に付与する場合は、「入社日〇ヶ月、入社日〇日後」と設定します。
※入社前の従業員登録が必要です。
特例付与は、初年度にのみ適用され、付与されます。
毎年付与されるものではありません。