本ページでは、ジンジャーの集計の考え方について、下記にて説明します。
| 前提条件 | |
|---|---|
| 所定労働時間 | 8時間 （10:00~19:00）※休憩時間を含む |
| 勤務時間 | 13時間（10:00~24:00、休憩時間14:00~15:00） |
| 残業時間 | 5時間 |
| 深夜労働時間 | 2時間 |
①時間帯別にそれぞれ集計する場合
前提：時給単価は1,000円とします。
法定内労働時間 （100％）：8時間 （10:00~19:00 休憩時間1時間） 8,000円
普通法定外残業時間（125％）：3時間 （19:00~22:00） 3,750円
深夜法定外残業時間（150％）：2時間 （22:00~24:00） 3,000円
支給金額：14,750円
※以下上記の表にしたもの
【イメージ図】※画像クリックにて拡大が可能です。
②時給単価×労働時間と、割増分をそれぞれ集計する場合
前提：時給単価は1,000円とします。
総労働時間 （100％） ：13時間（10:00~24:00、休憩1時間） 13,000円
法定外残業時間 （25％) ：5時間（19:00~24:00） 1,250円
深夜労働時間 （25％） ：2時間（22:00~24:00） 500円
支給金額：14,750円
※以下上記の表にしたもの
【イメージ図】※画像クリックにて拡大が可能です。
①・②の違いについて
上記「①時間帯別にそれぞれ集計する場合」「②時給単価×労働時間と、割増分をそれぞれ集計する場合」はいずれも最終的な支給金額は同じとなります。
各計算方法の違いは、主に給与明細にどの時間・金額を記載されたいかになります。
そのため、①・②のどちらの計算方法で運用を行うか企業様によって異なります。
なお、上記で紹介した①・②のように「深夜労働時間＝残業時間」である考えの場合は
どちらの方法でもジンジャー上で計算いただけますが、「深夜労働時間＝残業時間」ではない場合、
ジンジャーでは「①時間帯別にそれぞれ集計する場合」の考え方にて計算を行うことはできません。
以下、例を基にご説明します。
前提条件
所定労働時間：8時間 （15:00~24:00）
勤務時間 ：13時間（15:00~29:00 休憩19:00~20:00）
残業時間 ：5時間
深夜労働時間：2時間
①時間帯別にそれぞれ集計する場合
深夜以外の法定内労働時間※（100％）：6:00（15:00～22:00 休憩19:00～20:00）
深夜法定内労働時間※ （125％）：2:00（22:00～24:00）
深夜法定外残業時間 （150％）：5:00（24:00～29:00）
※の項目はジンジャー勤怠にて未実装の集計項目となります。
【イメージ図】※画像クリックにて拡大が可能です。
上記より、ジンジャーから出力可能な項目を使用しての給与計算は
「②時給単価×労働時間と、割増分をそれぞれ集計する場合」の考え方を推奨しております。