従業員の休憩時間を自動休憩設定で自動控除する方法についてご案内します。
従業員の休憩時間を自動で控除する方法は以下の2種類です。
スケジュールに休憩時間を入力する
スケジュール雛形を作成する方法はこちら
自動休憩設定を設定する
自動休憩設定を設定すると、特定日のみ自動休憩を適用させないようにはできません。
また、自動休憩を設定すると法定内残業時間が複雑になりますので注意してください。
詳しくはこちら
そのほか、休憩に関する設定に関してはこちら
自動休憩マスタを作成する
1.従業員設定>[自動休憩設定]をクリックします。
2.[新規作成]または編集する場合は[編集]をクリックします。
3.必要項目を入力し、[保存]をクリックします。
項目 | 詳細 | |
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自動休憩名 | 自動休憩マスタに任意の名称を設定します。 (従業員基本情報の「休憩設定」のプルダウンに表示されます) |
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自動休憩ID | 半角英数字10桁以内でIDを設定します。 | |
並び順 | 自動休憩設定画面や従業員基本情報のプルダウンで表示される順番を設定します。 ※半角数字で入力してください。 |
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管理 方法 |
時刻 管理 |
時刻を定めて、その時間に勤務した実績があれば休憩時間が自動で控除されます。 例)時刻管理:12時00分から13時00分まで |
時間 管理 |
定めた時間を超えて勤務した実績があれば、休憩時間が自動で控除されます。 ※3パターンまで設定できます。 例)時間管理:08時間00分以上の勤務の場合、1時間00分休憩 ※休暇の時間計上を設定するとしている状態で半休を取得しても、半休の時間は自動休憩のため勤務時間には含まれません。 |
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休憩実績 登録 |
定められた時間を超えて勤務をした場合、設定した出勤打刻からの経過時間に応じて休憩時間が自動で控除されます。 適用されない状況 ※実績が複数ある場合、休憩実績登録の設定は各実績ごとに適用されます。 |
・自動休憩設定をしている場合は、特定日・特定従業員のみの休憩は修正できません。
・自動休憩設定にしている場合、スケジュールに休憩時間を登録していても休憩時間としてカウントされませんが、所定労働時間に影響があるためスケジュールに休憩時間を設定してください。
設定しない場合は所定労働時間が多くなってしまいます。
・勤務形態がフレックス(コアタイム無し)の場合はスケジュール自体を登録しません。
「自動休憩設定」 と 「スケジュール雛形」の関係性
自動休憩設定をすると、定められた休憩時間を控除できます。
スケジュール雛形を設定すると、スケジュールに登録された休憩時間を控除できます。
従業員設定>従業員一覧>対象の従業員名をクリックする>基本情報設定にある「休憩設定」で、自動休憩設定・スケジュール雛形のどちらの設定を用いるか、従業員単位で設定できます。
それぞれの休憩設定は、以下の場合に使うと便利です。
自動休憩設定
・ スケジュールを設定しない「勤務形態:フレックス(コアなし)」の従業員がいる場合
※その他の勤務形態でも使えます。
・ 休日出勤時に休憩時間を自動で控除したい場合
スケジュール雛形
・ シフトによって休憩がとれる時間を変更させたい場合
休憩時間の計上方法についてはこちら
自動休憩設定と実績の関係性
実績にも休憩を入れている場合
時刻管理
定められた時刻が自動的に休憩時間として控除されます。
時間管理
勤務時間に応じて休憩時間が控除されます。
例)自動休憩設定:6時間00分以上で1時間00分休憩
実績:9:00~15:00(休憩実績14:00~14:15)
→勤務時間が5時間45分で6時間未満となるため、控除されません。
休憩実績登録
設定にて定めた条件を満たしていても、休憩時間は控除されません。
実績が複数登録されている場合
時刻管理
定められた時刻が自動的に休憩時間を控除されます。
時間管理
複数の勤務時間の合計時間に応じて休憩時間が控除されます。
ケース①
実績1:8:00~13:00(休憩実績なし)
実績2:16:00~21:00(休憩実績なし)
自動休憩設定:6時間00分以上勤務の場合1時間00分休憩
→合計の勤務時間は10時間のため、1時間の休憩時間が控除されます。
※それぞれの実績ごとで休憩時間は計上されません。
ケース②
実績1:8:00~13:00(休憩実績なし)
実績2:16:00~21:00(休憩実績なし)
自動休憩設定1:6時間00分以上勤務の場合1時間00分休憩
自動休憩設定2:10時間00分以上勤務の場合2時間00分休憩
→合計の勤務時間が10時間のため、2時間の休憩時間が控除されます。
休憩実績登録
実績が複数ある場合、各実績ごとに休憩時間が控除されます。
ケース➀
実績1:8:00~13:00(休憩実績なし)
実績2:16:00~19:00(休憩実績なし)
自動休憩設定:7時間00分以上勤務の場合、出勤打刻の03時間00分後から01時間00分の休憩が発生する
→実績1の勤務時間が5時間00分/実績2の勤務時間が3時間00分で、実績1・2どちらも7時間未満となるため、休憩時間は控除されません。
ケース➁
実績1:8:00~13:00(休憩実績なし)
実績2:16:00~19:00(休憩実績なし)
自動休憩設定:3時間00分以上勤務の場合、出勤打刻の02時間00分後から30分の休憩が発生する
→実績1の勤務時間が5時間00分/実績2の勤務時間が3時間00分で、実績1・2どちらも3時間以上の勤務となるため、下記のように休憩時間はそれぞれ30分控除されます。
実績1の休憩時間:10:00~10:30(30分)
実績2の休憩時間:18:00~18:30(30分)
休日休暇が登録されている場合
時刻管理
定められた時刻と休日休暇の登録が重複してる場合、休憩時間は控除されません。
実績と重複している場合は休憩時間が控除されます。
例)
ケース①
自動休憩設定:12:00~13:00(時刻管理)
実績:9:00~18:00
休日休暇:9:00~14:00
自動休憩と休暇の時間が重複しているため、休憩時間は控除されません。
ケース②
自動休憩設定:12:00~13:00(時刻管理)
実績:9:00~18:00
休日休暇:15:00~18:00
実績と休憩時間が重複しているため、休憩時間が1時間控除されます。
時間管理
休暇の時間計上が設定されている場合でも、実績の時間のみを考慮して自動休憩が適用されます。
例)
実績:9:00~14:00
休日休暇:14:00~18:00
自動休憩設定:6時間00分以上勤務の場合1時間休憩
→実績の勤務時間が5:00で6時間未満となるため、休憩時間は控除されません。
※休暇の時間計上を設定している場合は勤務時間:9:00となりますが、自動休憩は打刻実績のみを考慮するため、適用対象外となります。
休憩実績登録
休暇の時間計上が設定されている場合でも、実績の時間のみを考慮して自動休憩が適用されます。
例)
ケース➀
実績:13:00-~0:00
休日休暇:9:00~12:00
自動休憩設定:8時間00分以上勤務の場合、出勤打刻の4時間00分後から1時間00分の休憩が発生する
→実績の労働時間が7:00で8時間未満となるため、休憩時間は控除されません。
※休暇の時間計上を設定している場合は勤務時間:10:00となりますが、自動休憩は打刻実績のみを考慮するため、適用対象外となります。
ケース➁
実績:13:00~21 :00
休日休暇:9:00~12:00
自動休憩設定:8時間00分以上勤務の場合、出勤打刻の4時間00分後から1時間00分の休憩が発生する
休暇の取得有無に関わらず、実績の労働時間が8:00で条件を満たしているため、自動休憩の適用され、17:00~18:00の1時間が休憩時間として控除されます。
控除項目をカスタマイズする
自動休憩設定で時間管理を選択している場合、優先して控除する時間を設定できます。
詳しくはこちら
従業員に自動休憩マスタを紐づける
従業員設定>従業員一覧>対象の従業員名をクリックする>基本情報設定で紐づけできます。
詳しくはこちら