ワークフローにて承認ルートや条件分岐を設定しているのに申請の承認者が想定と異なる場合に、確認すべき箇所をご案内します。
所属グループの設立年月日
ワークフローの設定をしていても、所属グループの「設立年月日」が登録されていない場合は、フローどおりに申請が届きません。
所属グループの設立年月日を登録状況を確認し、登録してください。
所属グループを作成する方法はこちら
企業設定の年度開始日
ワークフローの設定をしていても、企業情報の年度開始日が登録されていない場合は、承認ルートどおりに申請が届きません。
企業設定の年度開始日を確認し、登録してください。
企業情報を設定する方法はこちら
条件分岐の改定日
新しく作成した条件分岐が反映されていない場合、作成した条件分岐の改定日と該当の申請の申請日を確認してください。
改定日が未来日付となっている場合は、本日や過去日に変更することで該当の条件分岐が有効になります。
例)上記画像の場合
2019/07/10~2020/05/31まではID:1の条件分岐が有効となるため、該当期間の申請の承認者はID:1で設定されている承認者です。
2020/06/01以降はID:2の条件分岐が有効となるため、2020/06/01以降の申請の承認者はID:2で設定されている承認者です。
申請の対象日ではなく申請された日を基準とし、どちらの条件分岐が適用されているかを確認してください。
条件分岐を登録する方法はこちら
共通承認ルートと個別承認ルート
確認箇所1
共通承認ルートと個別承認ルートの両方が設定されている場合、個別承認ルートが優先されます。
共通承認ルート通りに承認が届いていない場合、個別承認ルートが登録されていないか確認してください。
個別承認ルートを作成する方法はこちら
共通承認ルートを作成する方法はこちら
個別承認ルートを無効としたい場合、個別承認ルートの編集画面で[無効]を選択し、保存してください。
確認箇所2
申請されたあとに承認ルートを変更しても、申請済みの申請の承認者は変更されません。
該当の申請の申請日と承認ルートを変更した日にちを確認し、変更前と変更後のどちらのルートが適用されているかを確認してください。
申請の承認状況
該当の申請がほかの管理者にて承認されている、または申請がまだ自身の承認ステップに到達していない可能性が考えられます。
確認箇所1
該当の申請承認画面の[対応済]タブにて検索し、申請がほかの承認者によって承認されていないか確認してください。
対応状況の[詳細]をクリックすると、承認者を確認できます。
承認者が赤く表示されていた場合、代理承認をされたことになるので、フローがその承認者の承認によって完了しています。
※代理承認は、「管理する打刻グループ全ての申請を表示」にチェックを入れ、承認した際に発生します
詳しくはこちら
確認箇所2
該当の申請承認画面にて、[未対応]タブの「管理する打刻グループ全ての申請を表示」にチェックを入れ、申請が表示されるか確認してください。
※「管理する打刻グループ全ての申請を表示」は、承認フローに含まれていない、またはフローに含まれているが自身の承認ステップではない申請を表示する機能です。
チェックを入れて表示された申請を承認すると、代理承認となりフローが終了します。
対応状況の[詳細]をクリックすると、承認ルートの進捗状況を確認できます。
上記2箇所を確認しても申請がない場合、申請自体がされていない可能性もあります。
該当の従業員へ申請状況を確認してください。
申請履歴の確認・取消の方法はこちら
役職の設定
個別承認ルートまたは共通承認ルートで「下位役職者の承認:不要」と設定している場合、申請者と承認者の役職設定を確認してください。
共通承認ルート
設定方法はこちら
個別承認ルート
設定方法はこちら
申請者:役職あり
承認者:役職なし
の場合、承認者が申請者よりも下位の役職となり、承認者ではなくなり、
ほかの承認者が設定されていない場合は、承認者:承認者 と設定されます。
承認者:承認者 と表示されている、承認対象者は該当の申請を承認できる人全員です。
例)マスタアカウント、勤怠管理者、該当打刻グループのグループ管理者 など
従業員の所属画面で、役職が設定されているかをご確認ください。
権限(ロール)の設定
共通承認ルートが設定されていても、権限設定が正しくない場合、承認対応ができません。
承認対応をする権限が、該当承認者に付与されているか確認してください。
また、異動対応や所属情報の変更にて、今まで承認対応が可能だった管理者の権限が外れているケースがあります。
あわせて「所属」にて権限の設定内容を確認してください。
権限を付与する方法はこちら
事例1
【前提条件】
契約内容:ジンジャー勤怠・ジンジャー経費を導入している
設定したい内容:ジンジャー勤怠・ジンジャー経費どちらも承認対応を可能としたい
確認箇所1
従業員管理>該当従業員名クリック>所属にて権限の設定内容を確認する
【ジンジャー勤怠の権限(ロール)設定】
【ジンジャー経費の権限(ロール)設定】
上記のように実際に承認対応をするプロダクトに応じた権限(ロール)を設定してください。
確認箇所2
ワークフロー>共通承認ルートにて承認者が設定されているか確認する
※承認対象者の「詳細」をクリックすると、承認対象者を選択できます
共通承認ルートを新規で作成する方法はこちら
既存の共通承認ルートから変更する場合はこちら
確認箇所3
ワークフロー>申請フォーム>編集>条件分岐にて承認時のルートを確認する
条件分岐の設定方法はこちら
共通承認ルートにて設定されている承認者は、条件分岐にて自身が承認権限を付与されていないプロダクトの申請も選択できます。
ただし、選択しても承認ルート内に含まれる承認者に該当プロダクトの権限が付与されていない場合は、条件分岐の設定内容は無効です
※条件分岐の設定が無効となった場合、承認権限を持ったすべての管理者宛に申請が届きます
事例2
【前提条件】
異動後も従業員の申請(勤怠)に対し、承認対応したい
異動対応時の詳細はこちら
確認箇所1
従業員管理>該当従業員名クリック>所属にて所属情報を追加する
※発令年月日に新しい日付が登録されているレコードにて、承認対応が可能な権限が付与されているか確認してください
確認箇所2
ワークフロー>共通承認ルートにて承認者を設定する
確認箇所3
ワークフロー>申請フォーム>編集>条件分岐にて承認時のルートを確認する
承認対応が可能な権限は以下のとおりです。
【ジンジャー人事】マスタアカウント・システム管理者権限
【ジンジャー経費】経費管理者権限・経理承認者権限(編集可)・経理承認者権限(編集不可)
【ジンジャーワークフロー】承認
【ジンジャー勤怠】勤怠管理者権限・グループ管理者権限
※ジンジャー勤怠のみ承認対応の許可がされている権限をカスタマイズできます
権限の設定方法はこちら